皆さんこんにちは、牧之原石材アドバイザー藤田です。
最近、非常に多くの方から「子供に負担をかけたくないので永代供養を考えています。」「子供が未婚のため樹木葬を考えている。」といった相談を受けることがあります。供養の形としてはそういった形態も選択肢の一つではありますが、「お墓」というものの存在意義をもう一度家族で話し合ってみてはいかがでしょうか?
※2016年10月5日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2018年7月11日に改めて公開しています。
目次
- お墓を継がない・継がせたくない理由とは?
- お墓の存在意義とは?
- 家族の想いを確かめましょう
- まとめ
目次
お墓を継がない・継がせたくない理由とは?
お墓を継がない(継げない)理由の多くは、「実家から遠くに生活基盤があり帰省するのも年に数度でお墓の管理が難しい。」といったことが多いようです。また、継がせたくない理由の多くを占めているのがお寺さんとのお付き合いについてです。檀家さんになり寺院墓地を持つというのはお寺さんから手厚く葬っていただける半面、お付き合いもあるため年に何度か草取りや法要があったり、改修工事等ある際には寄付金の要請があるなど金銭的な部分でも負担が大きいと感じる方もいるようです。
お墓の存在意義とは?
お墓というのはご遺骨を収納できますが、そのほかに機能性はありません。しかし、古来より先祖を敬い今の自分がある事への感謝の想いから、お掃除やお参り・年忌法要など様々な行事を行います。また、心の拠り所としての役割や情操教育の一環としての役割があります。また、お墓には家紋も彫ってあることもあります。最近では慶弔時に「紋付き」を着るお宅も減り、実家の家紋を知らない方も増えています。たまには先祖のルーツをたどってみるのも良いのかもしれません。
家族の想いを確かめましょう
仕事柄お客様と接する機会が多くよく耳にするのですが、特に「樹木葬」を検討している方々の多くが「お子さんと相談」していない方がびっくりするくらい多いのです。
ご両親としては前述のお墓を「継がせたくない」理由にあるように、お子さんたちに将来的な負担をかけたくない想いから「樹木葬」を考えているのです。しかし私は、一度お子さんとも話をすることをお勧めします。実は「樹木葬」を考えていたお客様がお子さん達と一緒に来場し、「それなら私たちも入れるように普通のお墓がいいよ。」ということが結構あるのです。
ご両親は「娘は嫁に行った。」と思い「自分たちで終わりになる。」と思っていても、娘さんは自身の家族も一緒に同じお墓に入ることを望むことがあるのです。近年は「両家墓」というのも増えてきました。家族の形態も核家族化が進んできたことにより、お墓のニーズも以前とは違ったものになりつつあります。
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まとめ
「お墓を持つ・持たない。」の結論は家族で話し合ってから決めるのが一番です。お互いに相手のことを思いやるがゆえに、相手が望んでいない形になることもあるのです。
現在のお墓事情は昔の「家督制」とは違う方向に向かっているのは確かです。
普段から生活スタイルの違う親子・家族が一緒に話をする機会はそうそう無いことだと思います。「家を建てる。」時のように「お墓を建てる。」時も家族で相談して考えてみてください。
近年は当社にも「樹木葬」の問い合わせも多くなってきております。当社が携わった樹木葬霊園にも一度ご見学にいらしてください。
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