「お墓の中にはいくつお骨が納まるのか?どこに納めるのか?」気になった事がある方も意外と多いと思います。新しくお墓を建てられる方は特に気になるかと思います。実際に展示場に見学に来られるお客様にも質問される方がいらっしゃいます。そんな疑問を解決するために今回は、お墓にお骨を納める方法とお墓にいくつお骨が納まるかについてのお話です。
2015年12月26日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2017年4月1日に改めて公開しています。
目次
- お墓のどこにお骨を納めるの?
- お骨をどのように納めるの?
- お墓にはいくつお骨が納まるの?
- まとめ
目次
お墓のどこにお骨を納めるの?
お骨を納める事を「納骨」と言います。一般的には、仏式では四十九日、神道などでは50日祭に納骨されることが多いです。それではお墓のどこに納骨するのでしょう?お骨はお墓の中の納骨室(カロート)と呼ばれる場所に納めます。カロートの場所はお墓の構造やデザインによって多少の違いがありますが石塔の真下になる位置にあることが一般的です。
お骨をどのように納めるの?
それでは、お骨はどのようにお墓に納めるのでしょう?以前は土に返すという意味も込めてお骨のみを納めていましたが、今日では骨壺のままカロート内に納骨する事が多くなりました。お寺様の考え方や宗派による作法などによっても異なります。もちろんお墓の構造によっても違ってきます。骨壺のまま納める方法以外では、さらしの袋などにお骨を入れ替えて納骨する方法か、お骨のみをカロート内に直接納める方法があります。以前はカロートの中に土や砂を敷いていましたが、内部に湿気が溜まってしまったり、骨壺のまま納骨する事が多くなったため、現在では化粧砂利を敷く事が多くなりました。
お墓にはいくつお骨が納まるの?
それではお墓には、いくつのお骨を納める事ができるのでしょうか?お骨を納める数は、カロートの大きさ、お墓の土台部分の構造によって違ってきます。
こちらのBOXタイプで骨壺が2個~4個
こちらの仕切りタイプで骨壺が6個~8個
こちらの全てカロートになるタイプで骨壺が10個以上
※もちろん全てのタイプで、石塔部分の大きさや土台の幅、奥行きによって納める事が出来る数は変わります。
まとめ
敷地や土台の大きさ、土台の構造の違い、納骨の方法などにより実際に納める事が出来るお骨の数は変わってきます。骨壺の大きさも様々ですので骨壺のタイプによっても異なってきます。図面を作成すると、およその納骨可能な数量を予測する事ができます。1度建てたら代を繋いで長く守っていただくお墓ですから、耐震などに影響がない範囲で、できる限り納骨室を広く取っていただく事をお勧めします。土台の構造の違いによるカロートのタイプ違いについては、またの機会に詳しく説明したいと思います。