影山です。10月にはいり、静岡市では、1年に1回の市営霊園利用者募集が始まる月でもありお問合せを沢山頂きますので今回も微力ながらも2012年から毎月連載しているリビング新聞静岡で掲載しています「イシヤの女房」から反響がありました記事をご紹介したいと思います。
目次
「大切な墓地選び!」
「大切な墓地選び!」
市営墓地と寺院墓地どちらを選ぶ?
お墓相談員・お墓ディレクター・墓地管理士の影山真里さんが答えます。「市営墓地と寺院墓地」のそれぞれの特徴を教えていただきました。前回、墓所(墓地)のお話しをしたところ、市営墓所分譲に関する問い合せが多くありました。静岡市の市営墓地は、年に一度募集されます。生前の申し込みはできないなど、条件がいくつかあります。
昨年度行われた募集では倍率が5・7倍で、抽選だったとのことです。入手するのは狭き門かもしれません。そこで、前回に続き、もう少し寺院墓地の説明を加えたいと思います。 お寺が経営する寺院墓地は、公営霊園に比べて値段は高めですが、空いていれば購入できます。寺と檀家という心強い関係があるので、自分で管理しきれない部分もフォローしてもらえ、単純に金額だけでは判断できない部分もあります。 また、神社や教会が墓地を備えていることもあります。近隣で探してみるのも一案です。 墓地は、家族がご先祖様に感謝し、温かな気持ちで過ごす大切な場所です。いくつか候補を決めたら、値段だけでは決めず、情報を集め、自分の目で見て、納得のゆく墓地を探しましょう。
「追加の話」
特に「今まで気にしていなかったので見つけられなかったのですが」とおっしゃっていた方が、気にして探したら墓地が見つかったということでした。町内会長やその横のお住まいの方などに聞くと時々、その町内の方であれば「譲りますよ」とか「使用した場所で、今は「更地」ですがいいですか?」と言われることが多々あります。諦めずに探されることをお勧めします。
まとめ
市営霊園は、確かに「安心」などと言う理由から希望する方が多いのですが、しっかりとメリット・デメリットを確認することをお勧めします。静岡市の市営霊園でのメリットは行政が運営しているので「安心感」ですね。また、管理面も利用者からの管理料を徴収して行政の関係者が管理清掃して頂いていますので安心です。デメリットは、「遠い場所にあること」です。バスも通らない場所で、行くまでがとても大変な場所にあります。また、区画の場所が選べない、設備が充実していないなどがあげられます。なので、民間の霊園や寺院墓地または、近所の共同墓地の比較が必要になります。