皆さんこんにちは。アドバイザーの藤田です。
先日テレビで私自身もあまり聞きなれない言葉を耳にしました。それは「預骨」「送骨」「迎骨」という言葉です。すべて供養に関することを表す言葉ですが、時代の流れを感じさせる言葉だなぁ。と思いました。
ゆくゆくはこちらのブログでもご紹介していきますが、今回は「送骨」についてお話をさせていただきます。
目次
- 送骨とは?
- 送骨のメリット
- 送骨のデメリット
- 送骨を行う際の注意点
- まとめ
目次
送骨とは?
送骨とは配達サービスを利用してお寺や霊園にご遺骨を送り、そのまま納骨してもらうことをいいます。納骨先のお墓の形態はお寺・霊園が管理・供養を永代にわたって行う永代供養墓が多く、合葬型の永代供養墓で非常に低価格に納骨できることが特徴です。
送骨のメリット
遠方であっても気軽に納骨できるメリットがあります。特にお年寄りの方は車の運転が困難だったり、公共交通機関にしても骨壷を抱えて移動するのは大変です。また、お墓が無くご遺骨を自宅に保管し続けている人も数多くいます。送骨が増えてきている背景には、このような遺骨をめぐる問題があるといってよいでしょう。
金銭的負担も通常のお墓を作るより安価に抑えることが出来ます。
送骨のデメリット
一番のデメリットはほとんどの場合に合葬となるため、ご遺骨の取り出しが出来なくなることです。また、親族ではなく知らない人と同じところに入ることになりますので、そのあたりも抵抗がある人が多いのではないでしょうか?
現在のところそういった声は聴きませんが、配達時の紛失の危険性も考えた方がいいと思います。
送骨を行う際の注意点
「送骨」の話だけ聞くと非常に手間がかからないように感じますが、ご遺骨の「移動」に伴う話なので、「埋葬許可証」「改葬許可証」「火葬証明書」のいずれかが必要になります。
前述で「配達サービス」としてありますが、現状「ゆうパック」でしか取り扱いがないようです。他の運送会社は「紛失時の責任が取れない」として遺骨の配達を拒否しています。
まとめ
今後の「送骨」については特に都心部において需要は増加すると思われます。「0葬(ゼロそう)」の延長線上のサービス・オプションとして定着するのではないかと思います。
しかし、私個人の考えとしては寂しい想いがあります。人と人との関わりの希薄さを象徴しているような気がしてならないのです。もちろん、どうしてもそうせざるを得ない状況の方もいるのは承知していますが、今一度供養の方法を検討してみてはいかがでしょうか?
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