こんにちは!牧之原石材工事部の大澤です。久しぶりのブログとなりますが、9月20日から10月7日までの17日間熊本県へ震災復旧作業を行いに行ってきました。3本の記事を通して実際に見て、聞いて、体験した熊本地震の実態をお届けさせて頂きたいと思います。
目次
- 熊本地震の概要
- 熊本地震の被害
- まとめ
目次
熊本地震の概要
今年の出来事ですので、まだ記憶に新しい方がほとんどかと思いますが、まず最初に、熊本地震がどういったものだったのかその概要をご説明させて頂きたいと思います。熊本地震は2016年4月14日に起きた地震で、最も大きい震度である【震度7】が4月14日と4月16日の2回観測をされています。またその他にも震度6強が2回、6弱が3回と余震も大きく、今現在も続いている事はご存知かと思います。震度7の地震は熊本県西原村と熊本県益城町で観測され、今回私たちが復旧作業を行った場所も震度7が観測された熊本県益城町近辺で作業を行いました。東日本大震災時のような津波被害こそありませんでしたが、合計の死者数も120人、家屋の倒壊も多数あり、ニュース等では熊本城の惨状をよく目にした方もいらっしゃるはずです。
熊本地震で受けたお墓等の被害
さてそれでは実際に熊本で見た熊本地震の実態をお伝えさせて頂きたいと思います。
今回は、熊本県熊本市の石屋さんの支援に向かいました。先ほどもご説明させて頂きましたがこの石屋さんが所在している場所は、震度7を観測した益城町から車で20分ほどの近い場所にあり、復旧作業を行った現場の中には益城町にある墓地もありました。お昼に現地に到着しましたが、町の建物等は自分が思っていたよりも復旧が進んでいるよう感じました。しかし、至る所に一階がつぶれてしまっている家屋、元々家があったであろう真新しい更地、ひと気のない家、倒れ掛かっている電柱、普段走った事の無いような凸凹した道路等、震災の爪痕は未だに至る所に健在していました。
初日に早速その石屋さんから車で15分程度の墓地へと復旧作業を行いに向かいましたが、いざ到着をしてみるとその惨状に息を飲みました。右を見ても左を見てもそこには何家のお墓かわからない墓石、お墓だったであろう物、中にはすでに復旧しお墓の形になっている物もありましたが、復旧作業の基本は倒壊したお墓をそのまま元の形に仕上げるので、お墓の形になっていても所々にヒビや欠けが見られました。ある程度の敷地のある墓地でしたが、依頼のあったお墓にたどり着くまでの通路には石が倒れている場所ばかりでした。
まとめ
今回は熊本地震復興支援の報告のほんのさわりという事で、熊本地震の概要と一部お墓の被害現状を記載させて頂きました。次回になりますが、さらに熊本の現場で目にしたこと、実際にどのようにしてお墓を元に戻していったのか等ご報告させて頂きたいと思います。