墓地や霊園によって、お墓を建てるときの決まりごとは様々です。土台の幅・奥行・高さが統一した寸法で決められていたり、お墓の総高さに上限があったりします。少しでも参考にしていただけるよう、静岡県内にある霊園のお墓を建てるときの大きさの決まりをご紹介していきたいと思います。今回は、藤枝市にある藤枝霊園のご紹介です。
目次
- 藤枝霊園はこんな墓地
- 藤枝霊園にお墓を建てるときの決まり
- まとめ
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藤枝霊園はこんな墓地
藤枝市西方にある霊園です。近隣地域の墓地需要が急増したため、昭和49年に藤枝市の山間に位置する盤脚院が、その要望に応えるため宗教や宗派にとらわれない霊園を造り、誰でもお墓が持てるようにとの願いを実現したのが『藤枝霊園』です。
「藤枝大観音」と呼ばれるおおきな観世音菩薩があり、緑に囲まれた総区画数3,000区画以上の県内最大規模の霊園となっています。また、藤枝バイパスより約10分、東名焼津インターより約20分と交通にも恵まれているため、県内外を問わず各地から申込みがあります。
藤枝霊園にお墓を建てるときの決まり
基本の区画サイズ
1号区 1200×1500 mm
2号区 1500×1200 mm
3号区 1800×2700 mm
墓石を建てるときの注意事項
〇区画を明らかにするために囲障を設けるときは、高さ1m以内とする。生け垣は禁止。
〇盛り土の高さは0.45m以内とする。
〇外柵は、境界線より1.5cmづつ内側にする。
〇墓石の総高さは地面より2m以内にする。
〇納骨室は、水抜きを設ける。
まとめ
市営霊園と思われがちな藤枝霊園ですが、母体が盤脚院ですので、藤枝市以外にお住いの方でもお申込みしていただくことができます。藤枝霊園は、区画の場所により墓地寸法が変わる為、土台の大きさは墓地のサイズに合わせた対応になります。総高さが2m以内のルールですので、洋型はそれほど気にせずに建てれますが、和型を建てるときには注意が必要です。平均的な土台の高さで通常サイズの和型墓石を建てると、上限を超えてしまう可能性があります。昔と比べ、霊園の規約も改正されている場合もありますので、周りのお墓の寸法だけでは判断できない場合もありますし、周りのお墓と同じ寸法で建てたら規約違反になる場合もありますので、事前に確認が必要です。「工事が完了し検査を受けたら建て直しになった。」なんて事にならないように、不明な点は、霊園や石材店に相談しましょう。