お墓に家紋を入れたいけど自分の家紋がわからないときは?

こんにちは。先日お客様より「お墓に家紋を入れたいけど自分の家紋がわからない」と質問がありましたので、今回は家紋の調べ方をお伝えします。
まずは、お墓の家紋の彫刻について書いた記事がありますので是非一読してください。
お墓に彫ってある家紋って必ず入れなきゃいけないの?
知っているようで知らない! 家紋の魅力や意味とは

目次

  • お墓の家紋を見る
  • お墓以外で調べる方法
  • 家紋を自由に選ぶ
  • まとめ

お墓の家紋を見る

まず家紋を調べる時に確認して頂きたいのがお墓です。仏壇や着物などにも家紋が入っていることはありますが、お墓に彫られている家紋を確認する方が一番確実なのです。万が一お墓に家紋が彫られていない場合は、本家が分かる方かもしくは本家に直接聞いて頂いたり、直接本家のお墓を確認してみてください。特に変更した形跡がない限り、本家の家紋があなたの家の家紋となります。
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お墓以外で調べる方法

本家の家紋が分からない場合は、調べたい家の最も古い戸籍を取得する必要があります。万が一、現在の本家が分からないという場合も古い戸籍によって本家が分かることがあるからです。戸籍は誰でも取得できるわけではないので、法律上、直系のご先祖様が記載されているものに限られます。古い戸籍を取得したら、戸籍に記載されている本籍地が現在のどこにあたるのかを調べます。※インターネットで調べるか、市町村役場に問い合わせます。現在の地名・番地などが分かったら、その場所や近所に同姓の家を探し、連絡してみましょう。その同姓の家が古くからその場所に住んでいるようであれば、おそらく遠い親戚にあたるはずですので、同じ家紋を使っていることが考えられます。※同姓の家の存在は電話帳や住宅地図などで調べます。古い本籍地やその近所に同姓の家がないという場合は、少し範囲を広げ、その地域にあるお寺や墓所で同姓の家を探してみましょう。同じ地域に住む同姓の人達はどこかでつながる可能性が高く、場合によっては、その地域の同姓は皆同じ家紋を使っているということもありえます。以上が一般的な家紋の調べ方になりますが、同姓を探して連絡を取る場合、いきなり電話や訪問をするのではなく、手紙などで自分の素性や目的を明らかにしてから連絡をした方が良いでしょう。手間はかかりますが、今まで知らなかった事が分かったり、新たな出会いにつながるかもしれません。

家紋を自由に選ぶ

ご先祖様が住んでいた地域に本家がなく、菩提寺やお墓も分からない、遠い親戚も同姓の家もないというような場合は、残念ながら家紋が見つかる可能性は低いかもしれません。調べても家紋が分からない場合は、家紋は決まっているわけではないので自分で選んでみてはいかがでしょうか?戸籍や登記簿に登録も著作権もありませんので、自分が気に入った家紋があれば、自分の代からその家紋を使用することに決めても特に問題はないのです。家紋選びの参考資料として、苗字と地域から家紋分布の特徴が分かる本がありますので、家族・親戚と相談しながら、家紋を選ぶのも一つの方法です。また、最近では個人の人柄や趣味などを聞き取りして、オリジナルの家紋を作成してくれるサービスもあります。人とかぶりたくない方は、オリジナルの家紋を作ってもよいかもしれません。

まとめ

家紋を調べる際には、謄本など取得をしなければならないので手間もかかりますが、文中でもありましたように家紋以外の事を知れたりするので新たな発見もあるかもしれません。もし家紋が見つからなくても新たに作ることができるので、気に入った家紋などがあれば家族や親せきと相談しながら家紋を選ぶのも一つの選択肢です。
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